OliverFUJIFILM写真館

FUJIFILMのカメラX-PRO2で写真を撮りながら奈良を散策しています。

被写界深度と構図について考えた話

こんにちは。奈良の街をぶらぶら撮っているオリバーです。
tiwtterやinstagramで人の写真を見るたび、「うまいなあ。自分下手やなあ。」と凹みます。そのため一枚一枚が勉強になるよう、狙いをもって撮るようにしています。あとは思いついたことを試したりもします。

 

先日<被写界深度と構図>を意識しながら奈良公園を撮ってきました。
今日はその試行の結果をブログにまとめたいと思います。考えをまとめる目的もあります。

 

写真はこちらです。

 

写真のシーンの説明

  • 非常に暑い昼間
  • 公園に設置されたミストシャワーを浴びるため、日陰を占領する鹿たち
  • 日向にはバイクを押して歩くおっちゃんがおり、あまりの暑さのためか、その足取りは重い
  • 日陰で涼む鹿たちが、暑さにあえぐおっちゃんを傍観しているように見える
  • 高みの見物ならぬ”涼みの見物”。そんなコミカルなシーン

 

<被写界深度と構図>を意識して写真を組み立てる

この写真で表現したかったことは以下

シャワー直下を占領して涼む鹿たちから、「おいおいあいつなんでこんなクソ暑い中バイクなんか押してんだ?」というセリフが聞こえてきそうな真夏の昼。

 

具体的にやったこと

ピントを飛沫に合わせる

本当は飛沫+座っている鹿たちすべてにピントを合わせたかったのですが、そうするとバイクの人物のボケが足りなくなったので、絞りはf2.8にし、一番手前の一匹とシャワーが被写界深度内におさまればいいか、としました。
ピントは飛沫でとりました。飛沫にピントを合わせるのは難しそうな気がしますが、絶え間なく大量に噴出している場合、そこに”面”ができるので飛沫の方がピント合わせが楽でした。それに鹿にピントを合わせて撮った場合、撮影後のことを考えると、「飛沫も被写界深度内に収まってるかなー」と確認しないといけないので面倒くさいです。とても小さい被写体なので。というわけでそんなことをしないでいいよう、飛沫でピントをとりました。
オートフォーカスはこういうのは苦手なのでマニュアルです。

ちなみになぜおっちゃんではなく鹿にピントを合わせたかというと、おっちゃんはどこにでもいますが、鹿はどこにでもはいないからです。鹿の方がキャッチ―。
おっちゃんをあまり克明に写すと、「うわあめちゃくちゃ暑そう...」と同情心だけがわいてきて、コミカルどころではなくなる気がするんだ......

 

しかし今回はおっちゃんと鹿のダブル主人公にしないといけない...

ピントは鹿とミストシャワーにきていますが、鹿が傍観する対象、つまりバイクのおっちゃんの存在がしっかり立っていないと、ここで表現したいコミカルな対比関係が成立しません。

構図的にいい感じのところに配置する以外浮かばなかったのですが、何がベストだったんでしょう......
実際使ったのは三分割と黄金分割です。全然ドンピシャでは作れないのですが。だいたいこのへんかなぁという感じです。それにそもそも日向にいて明るく写っているので自然と視線がいきますかね。でも練習ですからね。

黄金分割の右上から下りてくる線上に、ヘルメットとヘッドライト、フォーク、タイヤがだいたいあります。右下からの線上にはおっちゃんの右足と左手があります。胴体は無理だったー、おっちゃんがもうちょい肘を曲げてバイクを押してくれてたらはまったのに。あと三分割の横線上にバイクですね。

とまあこんな具合に、構図的におっちゃんがおさまりのいい場所に来たときにシャッターを切りました。

ちなみに構図のことを考えると、申し訳ないですが真ん中の木が邪魔ですね。
これがなければもっと鹿とおっちゃんの対比がシンプルに伝わったと思います。

 

反省・改善点

被写界深度を浅くしすぎた

おっちゃんがベストな位置に来る前に絞りを最適値にできませんでした。
F4.0とかがよかったのかもしれません。悔しい~。

 

鹿目線が足りなかった

ワンポイントな存在であるおっちゃんに優先度を置きすぎて、鹿たちを三分割構図の下1/3内に配置することにこだわってしまいました。結果として写真を一目見ただけでは鹿たちの視線がどこに向かっているのかわかりづらくなりました。
しゃがんで、鹿たちの頭とおっちゃんをそれほど高さの違わない位置に配置してあおって撮れば、シンプルですし、コミカルさが際立ったのではないかと思います。
夏って汗ばむので、しゃがんだときにズボンの膝が突っ張って嫌なんですよね。生地が伸びそうで。ユニクロの安いズボンはいてるときはなおさらです。
んーでもしゃがんで撮ってたら構図組むのがもっと難しかったかも。

俯瞰しているからこそ鹿の視線がどこに向かっているのかわかった、という可能性もある。

 

最後に。
大人の鹿たちがシャワーがいちばん当たる場所を譲っていて、感心しました。

小鹿かわいいですね。ではまた!